プロローグ

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司馬懿「………。」 司馬懿(ここは落ち着いて、あの化け物の話を聞くべきか。どうやら奴は、嬉々として陛下に従おうとしているらしいからな。陛下に害を与えるならば、儂は命を賭けて殺すことにしよう。 しかし陛下はあの化け物を、塵を見る目で見ておられる。一体、奴は何者だ?) 考えている司馬懿を他所に、貂嬋は要件を話す。顔が真剣味を帯びていることに、北郷と司馬懿は気づく。 貂嬋「次の外史は、ご主人様が知らない曹操、劉備、孫権が現れるわ。 性格も異なっているし、ご主人様のことなんてちっとも覚えていない。赤の他人よ。」 北郷「………そんな馬鹿な!?今まで一緒に戦ってきた華林や蓮華、桃花は居ないのかよ!他に別の外史とか無いのか!?」 貂嬋「ご主人様………、残念だけど無いわ。」 その言葉を聞いて、北郷は落胆し、膝を曲げてしまった。
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