二代目サンタ

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僕はしっかりとかぶらされた帽子を外した。 それと同時にダッシャーの姿は見えなくなった。 僕は現実世界にきちんと帰りついた。 「どうかしたか?」 「ううん。なんでもない」 僕は急いで先に進んでいた両親のところに行く。 「パンを買っといたんだが、」 「買った時は温かかったんだけど、冷めちゃったわね」 母さんは持っていた紙袋からカツサンドを取り出して、僕にくれた。 冷たいカツサンドはすごくおいしかった。
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