序章
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もうなにも、伝えられない。 『大好き』 の三文字さえ、伝えることができない。 君は、僕の隣にいないのだから。 君の笑顔、泣き顔、怒った顔はもう見れない。 僕を呼ぶ優しい声、心配する声も、もう聞けない。 あぁ、君はあんなにも遠くに行ってしまった。 手を伸ばしても…届かない。
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