選別者
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『私はいつでも神様を信じてます、でも今回ばかりは...いえ、なんでもありません。』 何か言いたそうにする妖精のもどかしさに神の眉間にシワが寄る。 『なんだよ、隠し事をしても俺には分かんだよ、言ってみろ。』 妖精は申し訳なさそうに口を開く。 『今回の選別はあまりにも多くの悲しみを生むのではないかと...それに...神様が一番...!!』 そう喋る妖精の瞳には小さな涙が溢れていた。
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