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『バカ野郎、俺は離れねぇよ、フィル。』 神は椅子から立ち上がり、その小さな妖精を抱き抱えた。 『神様...私は嬉しく思います...』 神の腕の中でフィルの小さな身体は小刻みに震えていた。 『お前はいつでも俺が守ってやるから、なっ?』 我慢していたのか、小さな妖精のフィルは神の腕の中で泣きじゃくった。
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