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『弱く、脆く、自分の力で生きる事もかなわない、ましてや怪我を負った矮小な生物。なぜあんな生きる価値もない生き物を助けたの?私が首を握り締めると苦しそうにしていたわ。』
サラは森で会った子犬について語りだした。
『そんな事ねぇよ!!生きる価値がねぇとか、そんなくだんねぇ事言ってんじゃねぇ!!』
大声を出したアタル、少しサラは童謡した。
先ほどまであんなにも恐怖で震えていたアタルの拳は、いつしか怒りで震えていた。
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