人間界と異界の者

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『俺ん家ペット飼っちゃダメだからさ、学校で隠して飼うしかないんだ、ごめんな。』 『キャン!』 小さな喉から出る小さな鳴き声、だがその声は確実にアタルを信頼している鳴き声だった。 アタルは子犬を撫でると、立ち上がる。 『そいじゃ、俺授業行ってくるから!給食持って昼休みにまた来るよ!』 そう言うと、アタルは物置場を後にする。
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