第1章

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とりあえず走った。 体育はあんまり得意ではないけれど。胸がドキドキしていて、どうしたらいいのか、わからなかったから。 「はぁ、はぁ、はぁ」 帰り道にある、小さな公園に走り込み、ベンチに腰掛けてから、なんとか気持ちを落ち着かせるように、深呼吸した。 「すーっ、はーっ、すーっ、はーっ。」 なんだったんだろ。あれ、、、。 キス? あたし俊平君とキスした?、、。 考えても、意味わかんないし! ごめんって。ついって。 ただの間違いって事なのかな? うーん、、、。わかんないけれどとにかく間違いなんだろう。 あー。隣の席なのにどうしよう。 その日は夕ご飯も上の空で大好きなママの手料理もなんだか味気なく、シャワーを浴びて、ベッドに潜り込んだ。
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