第1章

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えーっ?めちゃくちゃカッコよくなってるし! 「うゎー!俊平君!ホント久しぶりだー!なんかイケメンになってるー!」 「、、、。お前は、、かわってないな、、。」 「そーかなぁ?なんか残念な感じ?」 「イヤ、、、。なんか、よかったよ」 「そっか、そっか!また同じクラスだねー!よろしくねー!」 「ああ、こちらこそ。」 俊平君は、そっけなく言うと自分の席に着いた。 「チョット チョット!キョンってば、彼と知り合いなの?」 ハルちゃんがつんつんしながら 問いかけてきた。 「うん!小学校の時に同じクラスで、いつも日直一緒だったの!」 「へー。そうなんだ?女の子達がイケメンと同じクラスだって騒いでたの、彼じゃないかな?」 「へぇ。元々カッコよかったよ? 小学校の時もバレンタインとかみんな大騒ぎだったし!」 「ふーん、、、なんか冷たい感じじゃない?」 「そんな事ないよ?いつもさりげなく助けてくれたし、優しかったよ?」 「柏木、荻野、よろしくな!」 清水君が話しかけてきた。 「おー!清水!同じクラスだね」 ハルちゃんが答えたけど、あたしは名前を呼ばれてビックリ! 「うん、よろしくお願いします。」 少しハニカミながら、返事をしたら、清水君はニコって爽やかな笑顔を返してくれた。 「みなさん席に着いて下さい。」 なんか、眼鏡をかけたスマートな感じの男の先生らしき人が、教室に入ってきたところで、みんなが張り出してある席順に座った。 「私がこのクラスの担任の小野田です。1年間よろしくお願いします。」と、頭をさげた。 少し冷めたような、でもとても丁寧で信頼できるような先生で少し安心した。 「みなさん廊下に出て、出席番号順に並んで下さい。入学式に遅れるわけにはいかないので」
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