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えーっ?めちゃくちゃカッコよくなってるし!
「うゎー!俊平君!ホント久しぶりだー!なんかイケメンになってるー!」
「、、、。お前は、、かわってないな、、。」
「そーかなぁ?なんか残念な感じ?」
「イヤ、、、。なんか、よかったよ」
「そっか、そっか!また同じクラスだねー!よろしくねー!」
「ああ、こちらこそ。」
俊平君は、そっけなく言うと自分の席に着いた。
「チョット チョット!キョンってば、彼と知り合いなの?」
ハルちゃんがつんつんしながら 問いかけてきた。
「うん!小学校の時に同じクラスで、いつも日直一緒だったの!」
「へー。そうなんだ?女の子達がイケメンと同じクラスだって騒いでたの、彼じゃないかな?」
「へぇ。元々カッコよかったよ?
小学校の時もバレンタインとかみんな大騒ぎだったし!」
「ふーん、、、なんか冷たい感じじゃない?」
「そんな事ないよ?いつもさりげなく助けてくれたし、優しかったよ?」
「柏木、荻野、よろしくな!」
清水君が話しかけてきた。
「おー!清水!同じクラスだね」
ハルちゃんが答えたけど、あたしは名前を呼ばれてビックリ!
「うん、よろしくお願いします。」
少しハニカミながら、返事をしたら、清水君はニコって爽やかな笑顔を返してくれた。
「みなさん席に着いて下さい。」
なんか、眼鏡をかけたスマートな感じの男の先生らしき人が、教室に入ってきたところで、みんなが張り出してある席順に座った。
「私がこのクラスの担任の小野田です。1年間よろしくお願いします。」と、頭をさげた。
少し冷めたような、でもとても丁寧で信頼できるような先生で少し安心した。
「みなさん廊下に出て、出席番号順に並んで下さい。入学式に遅れるわけにはいかないので」
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