第1章

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「ほら、早く歩いてください。」 真黒の様な真っ黒な長い髪の少女の 少し急かす様な声の後ろには 荷物を引きずる 少女とは正反対の真っ白な短髪の少年 「待って珀(ハク)-おーもーいー!」 「...」無視。 「エッ、無視なの!?」 「...」 「っ?!」 先を歩く少女の顔は見えない オロオロしだした少年 「ぷっ...」 静かだった空間に少女のかわいたような 笑い声が響いた 「あぁ!!酷いー本当に怒ったと思った!!」 「さすが琉右(るう)」 そんな馬鹿にした言葉に 少年は顔を赤くさせて必死な形相で少女を 追いかける ・
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