第十三話  悲しみの決断

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百合子の店では、百合子と純が居酒屋開店の準備をしていた。 店の電話がなり、百合子が電話に出た。 「えっ!アキちゃんがまだ迎えに来ない」 電話はみらいの保育園からだった。 カウンターで料理の準備をしていた純の手が止まり、百合子をじっと見つめる。 「はい、分かりました。純に迎えに行かせます。ご迷惑おかけしてすみません」 百合子は電話を切ると、とても慌てていた。 「純、アキちゃんがまだ保育園に来ないんだって!」 「えっ、だって一時間も前に店出てるじゃねーか」 「うん、そうなんだけど。 携帯も出ないんだって、とにかく純みらいちゃんを迎えに行って」 「分かった、みらい迎えに行って来る」 純は慌ててみらいを迎えに保育園に向った。
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