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百合子の店では、百合子と純が居酒屋開店の準備をしていた。
店の電話がなり、百合子が電話に出た。
「えっ!アキちゃんがまだ迎えに来ない」
電話はみらいの保育園からだった。
カウンターで料理の準備をしていた純の手が止まり、百合子をじっと見つめる。
「はい、分かりました。純に迎えに行かせます。ご迷惑おかけしてすみません」
百合子は電話を切ると、とても慌てていた。
「純、アキちゃんがまだ保育園に来ないんだって!」
「えっ、だって一時間も前に店出てるじゃねーか」
「うん、そうなんだけど。
携帯も出ないんだって、とにかく純みらいちゃんを迎えに行って」
「分かった、みらい迎えに行って来る」
純は慌ててみらいを迎えに保育園に向った。
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