増殖ボール

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「それヤバくない? 期限は確か一週間だったよね。もうあと一日しかないじゃん」 「そうなんです」 私は、溜め息交じりに"風紀委員"と書かれた席に腰を降ろした。 副生徒会長である、恵の斜め向かいの席だ。 「このままだと、マジ罰ゲームじゃん。アマノッチのことだから、変なことやらされるかもよ」 ケラケラと笑う恵に、私は肩を落とすしかなかった。 あの人が考える罰ゲーム... 想像するだけで寒気がした。 もっと上手くいくはずだったのに... どうしてこんなことになってしまったのだろう... .
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