Apr.2015

13/13
38人が本棚に入れています
本棚に追加
/281ページ
ただいま愛知県美術館で開催中の「月映展」、私的サブカル感動ポイントは、詩人の萩原朔太郎が版画師の恩地孝四郎(考兄と呼んでいた)に改めて詩集“月に吠える”の挿絵依頼をしたときの書簡で、『ワイルドが“サロメ”でビアズリーに挿絵を書いてもらっていた、ぜひあのようにしませう』と綴っていた部分ですね、最後の最後でニヤリとさせていただきました。 ※‘改めて’というのは、朔太郎ははじめ考四郎の同志の田中恭吉に挿絵の依頼をしていたのですが、恭吉は半ばで亡くなってしまったため、彼の意志を継ぐ意味でも再び考四郎に持ちかけたわけです
/281ページ

最初のコメントを投稿しよう!