捧げられた箱庭で。

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捧げられた箱庭で。

背後から漂ってくる不機嫌な空気に当てられ、牧村は身を起こした。 「……先刻から何?」 縁側から室内を向くと、久し振りに待庵へ顔を出した忠興が頬を膨らませて頬杖を付いている。
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