甘くて苦しい香り

9/25
前へ
/27ページ
次へ
『友達から』なんて言っても、それはもう交際を承諾したようなもの。 そのまま修学旅行に行って、私たちが付き合っていることが周囲に認知されて、公認の関係となった。 デートをして、一緒に図書館で受験勉強をしてと楽しい毎日を送ることが出来た。 いつも一緒だった私たち。 だけど進路は別だった。 学年でもトップクラスの成績を誇っていた涼太は、有名な私立の進学校に進学し、私はごく普通の公立高校に進んだ。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1460人が本棚に入れています
本棚に追加