甘くて苦しい香り

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そっか、と頷いて、私より一歩先に部屋を出た涼太。 私もカバンを手にし、部屋を出ようとした瞬間、 自分に興味がないと吐き捨てた彼が突然手首を掴み、強い力で引き寄せた。 キャッ、 と声を上げる間もなく、 唇が重なった。 「…………ッ」 誰もいなくなった涼太の部屋。 涼太の友達に、 私は突然、キスされたんだ。
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