甘くて苦しい香り
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乱されながら、 狂いながら、 その刺激にただ流されていると、 「――ねぇ、梓。 涼太とシても、そうやって乱れるんだ?」 彼は意地悪く耳元で囁いた。 その言葉に、 ズキン、 と急に胸が苦しくなる。 そう、今私を激しく抱いている男・久弥は…… 私のカレシの 親友だった。
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