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今の彼、佐竹涼太は私の初めての『カレシ』だ。
私が涼太と付き合うようになったのは、中学3年のこと。
修学旅行の前に告白された。
「あのさ、俺と付き合ってほしいんだけど」
放課後、誰もいない学校の通路で突然そう告げられた。
涼太とは同じクラスにはなったことはなかったけれど、よく知っていた。
少し可愛らしい顔立ちで、いつも明るい雰囲気。
クラスのムードメーカー的存在で、サッカー部のキャプテン。
爽やかを絵に描いたような男子だった。
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