587人が本棚に入れています
本棚に追加
3人でテーブルを囲み、美味しいクッキーに紅茶を口に運ぶ。
「梓ちゃんは学校どうなの?」
交わされる会話は、そんな他愛もないもの。
涼太のお母さんはとても上品で綺麗な人だ。
ほっそりしていて、いつも化粧をしてスカートを履いて、さり気ないアクセサリーを身につけている。
涼太のお父さんは会社を経営をしている、つまりは社長さんなんだけど、涼太のお母さんはまさに社長夫人という上品さがあった。
ジャージでゴロゴロしているうちのお母さんと大違いだ。
最初のコメントを投稿しよう!