囚われたカラダ
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気が付くと、彼の背に手を回して、シャツをギュッと握り締めて、キスを受け入れていた。 頭ではちゃんと分かっていた。 彼は、涼太の友達で、 こんなことをしてはいけないということ。 涼太の友達なのに、私にどうしてこんなことをするのか。 何を思って、こんなことをするのか。 それなのに、問いただせない。 そんなことを聞いて、 このキスを やめてほしくなかった。
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