瞳の奥に映るもの

18/30
前へ
/30ページ
次へ
涼太との別れを振り返り、居たたまれなくなって俯いていると、 「にしても、涼太くんは梓にフラれるし、お父さんは会社から追い出されるし、ダブルで悲劇だね」 はぁ、と息をついて、そういった友人に、 「えっ?」 驚いて顔を上げた。 「なんのこと?」 少し身を乗り出した私に、みんなは少し戸惑ったように顔を見合わせた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

424人が本棚に入れています
本棚に追加