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1Kアパートのリビングの真ん中で、僕はテーブルの前で表情をこわばらせながら正座する身の上となっていた。
そう、どういうわけか僕は少女の部屋の中に招き入れられていたのだった。
彼女の部屋は随分と殺風景な部屋だった。
周囲を見渡してみても、置いてある家具はこたつ机とベッド、あとは鏡くらい。
テレビもない。
衣類はクローゼットにしまってあるのだろうか。
まるでここが仮の住まいであるかのような、生活臭のない部屋だ。
それにしても、これは予期せぬ奇跡的な再会である。
だが、そんな幸運を喜ぶ僕はここにはいない。なぜなら、今はそれどころではないからだ。
少女がキッチンから湯呑を二つ載せた盆を運んでくる。
盆をこたつ机の上に置き、僕の正面に腰を下ろした彼女はパジャマ姿だった。
華のない、地味な柄のパジャマだ。
きっと僕の侵入に気が付くまでは健全に眠りについていたのだろう。
いやぁ、何だか申し訳ないですね。
結んでいない下ろされた長く艶やかな黒髪を揺らし、横髪を耳にかけながら彼女は僕の前に湯呑を置いた。
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