罪 恋-2

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かなりのスピードで上昇していくエレベータは、心の準備が出来ぬままに25階に着いた。 『ピンポーン』という柔らかな音と共に扉が開く。 うちのビルのエレベータは『チン』って音なのに、やはり大企業のエレベータは音からして違う。 緊張からか、そんなことを思いながらエレベータを降りた。
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