第1章

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無音の宇宙空間を、無人のカーゴベイが静かに進んでいる。 この星系の戦場から逃げ出してる我らは、明らかな敗残兵だ。 カーゴベイに至っては、敗残兵たちの救急隊ではなくゴミ箱行きの清掃車だった。 勢い此処に居る誰もが押し黙っている。死者の葬列のように。 暗黒の宇宙空間を漂うカーゴベイの中には、押し黙った3人の敗残兵だけがあった。 突如としてカーゴベイの静けさが、爆発音に依って破れる。 一瞬にしてカーゴベイの兵士たちは、戦場へと意識をシフトする。
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