彼女との出会い

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自分が黒猫なのかニンゲンなのか自問自答しているとオネーサンが呼びに来た。 どうやらここは寝室みたいだ。 道で拾ってここで看病してくれていたらしいけど、オネーサンはどこで寝て... あぁ、俺を抱き枕にして寝てたのか 冬だと猫を抱き枕にしたいのはわかるけど 、拾ったばかりの捨て猫を抱き枕にするとは 「シチューおいしいよ。たぶん」 心が広いのか、 猫舌の猫に熱々のシチューをだすほどの不思議ちゃんなのか どちらだろうか。 しかも、俺だけ床に皿おいて食べるのは可哀想とかなんとか言って机に俺を乗っけてるし。 オネーサンを知るのにはもっと時間が必要なのかもしれない。 「熱いけど、おいしいよ。」 完食するのにはかなり時間がかかるけどな。
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