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「名を名乗れ」
「P-Kダックと申します」
「P…?ん…?なんと読むのだ?ピーケーか?北京ダックという説もあるらしいが」
「あ、そこは別に読まなくても大丈夫です。特に大事にしてないんで、雰囲気で」
「中途半端なことをするな!モヤッとする!」
「すみません」
「それではダック。貴様、何故ここへ呼び出されたかわかるか」
「わかりません」
「鳥頭が。…アグレッシブなマンモスサークル『あわ踊り☆夏イベ』が解散するとの通達が来たのだ。立ち止まることを知らぬ、まるでマグロのようなサークルだった」
「はぁ。本当に残念です」
「今は皆、卒業制作に向けて最期のひと泳ぎの真っ最中である。その完成までのスピードたるや、マグロの泳ぐ速度のようだ」
「そうですね」
「そこでサークル解散にあたり、感慨深い気持ちでサークルメンバー一覧を見てみた。すると偉大なる文豪や有名絵師の片隅に貴様の腑抜けた名前を見かけたではないか」
「はぁ。一応、最初のイベント辺りから参加させて頂いています。確か加入番号が40番台だったんですよ、何気に。えへへ」
「そんなもの、誰が信じるか!ではどのような功績を残してきたのか申してみよ!そもそも貴様のような友達もいないミジンコがどのような経緯でこのサークルにやってきたのだ!」
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