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「あわさんが…」
「あぁ!?はっきり物申せ!」
「余所のイベントで蜘蛛川あわさんの線画を見掛けまして…一目惚れして切り絵をやらせていただいたのです。他のイラストも凄くて、この人スゲェぜって思ってファン登録させていただいたんですが、そしたらコメントであのサークルの話題がちょくちょく流れてくるようになりまして」
「うむ。蜘蛛川あわさんのイラストにはずっしりどっしりとした重厚感の中にも煌めきがあって、私も好きだ。貴様の見る目に間違いないようだな。続けて」
「はい。ええと、それで楽しそうだなって思って…」
「成る程。そして貴様も意気揚々と鬼畜イベントに参加したのだな。どれ、最初の夏イベのどこにダックの名が…」
「いえ…。だって、蜘蛛川あわさんが見てるだけの方も募集って言うから…だから陰から見てようと思って…」
「貴様…!もしや本気で見ているだけの人間になるつもりだったのか!?」
「はぁ。内容が鬼畜過ぎて入っていけなかったもんで。でも、見てるだけでも勉強になるし…」
「このデモデモダッテちゃんが!情けない!自らを追い込まなくて、何が勉強だ!」
「すみません。でも…」
「もういい!見ていたのなら感想ぐらい言えるだろう!述べよ!」
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