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「そ、そんな怖い顔をしないでください。私にだって勇気を出した瞬間があったのです」
「いつだ」
「年明けに行われた、V&Wイベントです。サークルトピを覗いていたらミニイベントしましょうって話になってて、少人数だし鬼畜じゃないし、今がチャンスかなって。そんで突然立候補しました」
「隠れて眺めていたとは、何とも胸糞悪い…。まるでストーカーに遭った気分だ」
「すみません」
「貴様が突然現れて、周りの方々はさぞかし困惑したことだろう」
「そうかもしれませんが、暖かく迎えてくださいました」
「表向きはな」
「表向きは」
「そのミニイベントで貴様は何かしら成長したのか」
「しました。それは自信を持って言えます」
「ほう、ダックのくせに生意気な。…話せ。聞いてやろう」
「ありがとうございます。まず作品に取りかかる前に、キャラクターの細かな設定を作らせていただきました。なるほど、あれならキャラがぶれずに作品が書き上げられますね」
「貴様は小説を書く時にまずキャラ設定を作らないのか」
「はぁ」
「…プロットは作るんだろうな」
「………」
「………」
「そこでペアを組んだのが、よん様です」
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