第二の太陽

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第二の太陽。 空にこの青白い輝きが現れてからの一年、ニュースをはじめとするメディアでこの名前を目にしなかった日は無かった。 有名人が亡くなろうと。 大事件が起ころうと。 大災害が起ころうと。 何処かで戦争が始まろうと。 必ず、第二の太陽の名は存在していた。 それも当然だろう。 太陽が増えたと言うだけで大騒ぎするような話なのに、この第二の太陽は… と。 考えているうちに大分歩いていたようだ。 気付けば教授の家の前まで来ていた。 時刻は午後2時50分。 少々早いが、この位なら許されるだろう。 僕は教授の家の呼び鈴を鳴らした。
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