第1章:魔法が使える世界

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俺は魔法で鍵を閉めた。 「それにしても今日はやっぱ混んでるなー」 「そうだね」 今日は4月1日。しかも清廉学園の入学式がある。混んでないわけがない。 「どうしよ…混んでるしレイジバイクで行けないね…」 レイジバイクとは、魔法を使って動くバイクである。 「そうだね、幸いそこまで遠くないし久々に歩こうか」 「おっけー、カイくんと一緒に徒歩…♪それもいいかも」 「ほらほら、立ち止まってないで早く行かないと遅刻しちゃうよ?」 「はーい」 俺とエリ姉は徒歩で学園に向かうことにした。 …………… 「…………あいつがカイ・ルーベンスか……」
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