1人が本棚に入れています
本棚に追加
「そういやさ、エリ姉も同じ清廉学園なんだよね?」
「うん、そうだよー。」
エリ姉は髪を直しながら言った。
「それよりも風強いなぁー。髪がくしゃくしゃになっちゃうよ」
「確かに風強いね…強すぎるくらいだよ」
「私の入学式のときもこんなんだったな…あのときも…」
「?」
あのときって…どのときだろ。
気になったが聞きはしなかった。
「ところでさ、学園にはいつつくの?」
「んー、もうちょいかな」
「かれこれ一時間は歩いた気がするんだけど…気のせい?」
「私もそれくらい歩いた気がするんだけど、なんだか進んでるようで進んでない気がするのよね」
「まさか…ループ魔法?でもそんな高度な魔法を使える人はそんなにいないはず…というか俺達に使って意味があるんだろうか」
「さあ…でもその可能性は高そうね…。この道覚えがある」
最初のコメントを投稿しよう!