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「ほら、あそこ…」
エリ姉が指差したところを見た
「あれ…俺んちじゃないか」
俺達が知らないうちに家に戻ってきていた。
「どうなってる…やっぱループ魔法なのか…」
「そうでしょうね…しかもこのループ魔法にもうひとつ上位の魔法がかかってるわよ。時間が止まってる。」
「まさか…時間停止魔法!」
時間停止魔法は魔法使いと呼ばれるこの世界で6人しかいない人達にしかつかえないはずだ。
「そんな…なんのために…」
「わからないわ。もしかしたら試してるのかも…私達を」
「…その根拠は?」
「いまさっきも言ったでしょ、入学式、あのときに似てるって」
「…エリ姉、入学式のときに同じことがあったの?」
「うん、私の入学式の時は全然魔法が解けなくて…気がついたら解けてた」
「なにそれ…じゃあこれも気がついたら…」
「…いや、それはなさそうね」
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