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「そんな事より、景気の方はどうなんだ?」
少し緑掛かった目を吊り上げドヤ顔してみせる、偶に搖れるオレンジ色に染められた短いピョンピョン髪がウザい。
…態とだな、糞。
「…そこそこ?」
「見栄張んなよ。
女一人でやっていくってのも大変だろうよ、目に見えてるぜ?
こんな路地裏に来るのは大体変わった客か俺達ぐらいしか来ねぇて。」
瑠華は益々ニヤニヤした顔で御見通しです、と言わんばかりにコッチを見る。
マジで頭カチ割ってやろうか?
そう思いながら片手に持っていた煙管を思いっ切り更かす。
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