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9000RPMからレッドゾーンの10500RPMスケールのタコメーターは2000辺りで僅かに上下している。
サードパーティーのマキシマムレーシング製の等長5,5-2,2-1集合の触媒キャンセルのエキゾーストマニーホールド、朝日製のセンター2本出しレーシングサイレンサーが奏でる寝起きの歌声を聴きながら西条はモンスターエネルギーを喉に流し込む。
各自動車メーカーのメーターを生産している日光精機(NS)のアフターマーケット部門のDelefi製の後付け追加の水温計が下限の20℃から少しだけ針が上がった。
このNS4-45Rは西条好みにカスタム、チューニングされている。
排気系は今奏でている通り、吸気系はノーマルで各気筒独立スロットルなのでクリーナーのみを高効率サードパーティー製に交換。
エンジン自体は西条の友人のメカニックの手によりメカチューンが施されている。
シリンダーガスケットと面研によりハイコンプに、ピストン&コンロッドはノーマルだが手作業によりバランス取りとバリ取り。
カムシャフトは田戸レーシング製のハイカムに。
VVTECエンジンは2段階のカム山を持つがLow側はほぼノーマル、Hi側をハイカムにしている。
切り替わりポイントはノーマルの6000RPMから5200RPMに引き下げられている。
バルブ自体はノーマル。
スプリングは強化品に、リテーナーは軽量なチタン製に。
これにより回転数の許容範囲が広くなりレヴリミットはノーマルの9000RPMから9500RPMに引き上げられている。
燃調はシャーシダイナモにかけて現車セッティング。
エンジンのライフ的には少しマージンを取りカタログスペックの500psから実測530psまでパワーアップしている。
ショックアブソーヴァーはニトロン製全長式、伸縮独立減衰調整式に。
前後サスペンションアームのアッパーアームはキャンバー角調整の可能なイケダフォーミュラ製アジャスタブルアームに。
ただでさえワイドなボディは派手で高ダウンフォースを生み出す事で有名な本気車専門チューニングメーカーのG's racingのドライカーボンエクストラワイドボディキットでリアは片側80mmフロントは片側60mmワイド化されている。
トレッドもフロント片側80mm、リアは90mmワイド化している。
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