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「此れからどうしようかなぁ？」
学校も行く必要もなくなったわけだし、特にすることもない。
「観光でも行くか？となると何処に行こう？」
ひとまず観光地巡りする事に決め、観光地を調べる為に本屋に向かった。
時間的にまだ開いてはいないが、幽霊らしく壁を通り抜けて店内へ向かった。
「観光地の本はどこだ？」
店内を少し探すと観光地の本がみつかった。
沢山種類があるが、その中で一つ目に止まる物があった。
「えーと『パワースポット巡り』なかなか面白そうだな。
これ行ってみるか」
ガイドブックに載っている観光地の大体の場所をしっかり覚えた。
「最初は北から行くか、となると十和田湖かな？」
流石に青森まで飛んで行くわけにも行かず、しかたなく駅に向かった。
幽霊になっても電車に乗れるのは驚いた。
今は青森行きの新幹線に乗っているのだが、ここで霊感のある人に出会ったので、
世間話をしながら電車の旅を楽しんだ。
その人の話によると、大抵の幽霊は俺みたいに旅をしてる人は多いが、
物に触れたりするのは初めて見たそうだ。
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