窓際マネージャーの過去

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学生時代について、特筆して語る思い出は、あまり無かったりする。 それはそうだ。共に楽しみを享受する友人が、いないのだから。 …まあ、友人がいる事で生じるトラブルもある。友人がいる事が絶対正義では無いだろう。 結衣子「負け犬の遠吠えワロスwwwwwwww」 「…結衣子さんはそんなに友達が多かったんですか?」 結衣子「…ひ、人の事を気にする余裕があるんですか?」 …多くはないようだ …まあ、たとえ一人でも、幸福であれば、友人の有無は大きな問題にはならないだろう。 そう意味では、俺はある程度は幸福であった。 しかし、ある程度で行き詰まりを感じてもいた。
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