窓際マネージャーの過去

4/5
前へ
/47ページ
次へ
冥菜「ねえ零矢君、私ってどんなお仕事がむいてるんだろうね…」 「…なんとも突然だな」 それは、冥菜と話し始めて、しばらくしてからの事だった。 「しかし、何で俺なんだ?お前なら、知り合いくらい、廊下を歩けば出会えるだろうに。」 冥菜「…駄目なの。皆、上の空。」 …まあ、時期が時期だからなあ。 冥菜「零矢君なら…違う視点から意見をくれるかなって…」 なんたって窓際のスペシャリスト。教室のガラパゴス出身だからな。 「……………そうだな… ……………うーん…アイドル、なんてどうだろうか…」 冥菜「アイドル!?…………アイドル………アイドル…………!………アイドル!! ありがと、零矢君!聞いて良かったよ!」 「……そう、そりゃ良かった。」 冥菜は何かを感じたように、満面の笑みを浮かべた。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加