はじまりは。
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「はぁー…どっかに恋、落ちてないかなー?」 そんなことを呟けるのは、今この教室にひとりきりだから。 どんだけ乙女思考だよ、あたし。 内心、自分自身でつっこんで苦笑する。 だけど、本音。 本当に好きになった人と、ずっと大切にできる恋をしたーー 「危ないっ!!」 「…へっ」 情けない声をあげたとき、 「い…ったー!!」 窓からサッカーボールが飛んできた。
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