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この廃れた学校でなんの変哲もないセーラー姿の女学生が一人。
いや、「廃れた学校」と言っている時点でなんの変哲もない女学生がいるのはおかしいのだ
彼女はボサボサに伸ばした金髪を後ろで無造作き束ねている
「おいっ」
「あ?」
男の声に呼び止められ振り返る金髪の少女
その瞬間光る光線
学ラン姿の男性は少女に向かってナイフを振り下ろしたのだ
「よしっ!」
だがそこに少女はいなかった
「っ!?」
「ここだよ。ばぁーか」
その刹那少女は男性の背中に飛び乗る
少女の体重でバランスを崩した男性は重力に従いそのまま地面に倒れる
そして少女は素早くポケットからナイフを取り出し男性の喉元に突きつける
「ひ、ひぃっ!」
男性は惨めな悲鳴を上げるが少女は気にしない
「そんじゃ、どこのだれともわからない誰かさん?あばよ」
そういい喉元を切り裂いた
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