第1章

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その後、2時間して店の駐車場に恭一さんの車が入ってきた。 彼には連絡しておいたので、夜だというのにジャケットを羽織って来てくれてた。   「真由子です。ずっと美緒のお世話してます」 車を降りるなり、ハイテンションな挨拶をされて、いつも冷静な恭一さんがたじろいでる気がする。   「貴島恭一です。よろしく」 それでも大人な落ち着いた物腰は、さすが出来る営業マンは違うわと感じさせて…なんか見惚れてしまう。   「やだぁ、美緒。こんなかっこいい人とか…。あんたなんで言わないのよ」
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