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「貴島さん、こんな子ですけどこれからもよろしくお願いしますね」
マンションの前で降ろした後、真由子はそう言って頭を下げてくれた。
「もちろんずっと大事にするつもりです。真由子さんもお体労わってください」
恭一さんのそんな言葉に私も真由子も笑顔になって、手を振り合った。
「ごめんね。遠くまで運転してもらって」
「いや、君の親友に僕の事を認めてもらえてよかった。あんなに君の事を考えてくれてる人にだけは、嫌われたくなかったからね」
ベッドで横になったまま恭一さんが私の頭を引き寄せて髪にキスをした。
「君の事をいろいろ知ることが出来て良かった」
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