第1章

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わたしは、すくすくとお育ちの 生駒様が産んだふたりの若君を見て、 裏切り者の母の子である三七は必要でないのだと知りました… 三七だけでも救いたいと思ったのに、 無理なんだと知りました… 大声で泣きました… 驚くほどの大声で泣きました ずっとずっと我慢していたものが堰を切るように流れていきました
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