第1章 慟哭

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「今日は波が荒れてるな」 仲間の何気ない会話のはずなのに。 チクリチクリと胸を刺す。 こんな日だったかもしれない。 だけど、全ての記憶はあやふやで。 朧気にしか、思い出すことはない。 どんな顔だったか。 どんな声だったか。
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