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昔々あるところに、一人の女の子が居ました。
その女の子はある森に居ました。
一度入れば二度と出られないという怖い怖い森です。
しかし女の子はそんなことは知らず、いえ、正しくは自分の名前以外何も覚えていませんでした。
そう、彼女は記憶喪失だったのです。
此処は怖い怖い森ですから、いつ凶暴な獣たちに襲われるか分かりません。
それを天界から観ていた偉い神様が、女の子のことを可哀想に思い、世界の加護をつけてあげまし た。
これで彼女は幸運に恵まれ、幸せに過ごせることでしょう。
しかし、神様でも予想外なことが起きました。
それは、偉い神様でも勝つことが出来ない、全てが真っ黒な死神でした。
神様は不安に思いました。
死神はどんな行動をするか分からない。 もしかしたら、女の子を殺してしまうかもしれないと…
しかし、そんな心配は無用でした。
彼は、死神は、その女の子を拾ったのでした。
こうして、不思議な二人の物語は幕が上がったのです。
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