第十五章 身代わり

5/9
90人が本棚に入れています
本棚に追加
/320ページ
「…気づかんかったのか?診るところ、随分と前からじゃ。」 随分前から…。 「…先生、私のことは気にしないでください。」 奏がいつの間にか起きていて、言った。 「起きたか。…お前さん、いつからだ?気づいておるのだろう?」 「はい。」 自分が労咳だと気づいていたのか。
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!