第一章 時渡り

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「奏~、朝よ~!そろそろ支度しなさい。」 「ん…。」 一階から母の声がする。 私はもそもそとベットから降り、制服へと着替える。 私の名前は篠崎奏(しのさきかなで)。壬生学院二年。 そして現在時刻は…朝の五時半…。 母はいつも四時には起きて朝食の準備をするらしい。 私は学校で剣道部の朝練があるためこの時間帯に起こしてもらっている。 朝練は六時から。学校までは自転車で十五分の距離。 私はスクールカバンを持ち下へと降りる。
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