第十六章 過去の記憶
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「お願い…どうか、あなたの妹を…奏を…。」 「うん、絶対に僕が守るから!」 これは、歩兄さん?それとこの女性は? 私は知らない記憶の中にいる。おそらく歩兄さんの記憶の一部。 「…母上。必ずや妹を守ります。そして一族を再興させます。」
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