【2】金髪・眼鏡の教官は、ドSで憎いあんちくしょう☆

8/14
前へ
/17ページ
次へ
二人はどぎまぎしながら、慌てたように手を振り、下を向いて、消えそうな声でつけ加えた。 「……あ…、あの…。僕らなんかで良ければ…――ですが…」 そんな二人をみつめて、赤音はちょっと照れたような優しい笑みを浮かべた。 「なあ…… ひょっとしてお前ら、これ『初仕事』?」 「「えっ!! あっ!!……はっはい!!!」」 二人は弾かれたように顔をあげ、びっくりしたように返事をした。 「そっか♪」 赤音は、自覚のないとびきりの笑顔を二人に向けた。 二人とも、とろ~~んととろけるような乙女の目をして、真っ赤になってその赤音の、男も惚れる男らしい爽やかな笑顔に釘付けで…―――気づかない…… 赤音の後ろで……額に青筋をたてて、ブチ切れ寸前の 赤音の相棒であり恋人、一釈 雨京という恐るべきもう一人のSS級候補の【黒オーラ】に…――― image=489560884.jpg
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加