【2】金髪・眼鏡の教官は、ドSで憎いあんちくしょう☆

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「新人浄魔導士『獅子上 赤音(ししがみ あかね)』、無事任務完了致しました!!」 ビシッと敬礼する赤音の横で、雨京がいかにもはんなりと微笑む。 「同じく『一釈 雨京(いっしゃく うきょう)』、お疲れさんどす♪」 官九郎局長は、最奥の局長デスクから正面ドアまでの長い室内を、両手を広げ、上着の裾を翻して、大股で自ら出迎えに出た。 たいした歓迎ぶりだ。 「うむ!! 良くやってくれたぞ。二人とも!! 体は大丈夫か? 【負霊氣】にあてられてないか?」 「ええ、無事です。」 赤音がにこやかに答えた。 その顔に、官九郎は少々バツが悪そうに口ごもる。 「う……うむ。 そうか。 良かった……。 ………その…、すまなかったな。 無理言って…」 官九郎は最後はむにゃむにゃと言葉を濁し、こほんっと一つ、咳払いをした。 《キャラクター》 ●一釈 雨京(いっしゃく うきょう) ●新人浄魔導士 image=489491027.jpg
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