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僕らはどちらからともなく 再び薄暗いクラゲの水槽の前に戻って来た。 「知ってるか?こいつらには考える脳がない。つまりは感情の一つもない。どんなにでかいヤツでも、ただ水の中を自由に動き回ってるだけだ」 「へえ」 「だからだろうな、こんなにグロテスクなのに――綺麗なのは」
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